江戸切子職人として、およそ半世紀。

伝統工芸士 木村泰典の世界

その輝き。その透明度。伝統工芸士 木村泰典の繊細なカット技術から生み出される特別な江戸切子シリーズのご紹介です。

魅了された江戸切子の世界

東京都墨田区にある工房で、およそ半世紀にわたり、江戸切子伝承の技法を駆使した器づくりに邁進してきた木村泰典氏。同氏がこの世界に入ったのは、大阪万博が開催された1970年のこと。江戸切子職人だった父から誘われ、仕事を手伝うことになったのがはじまりでした。
「後を継ぐつもりは全くありませんでしたが、続けているうちに江戸切子の世界に魅了されていました」。1992年に東京都伝統工芸士に認定。1997年からは全国各地の高島屋で「手造り硝子展」を開催するなど、日本を代表する江戸切子職人の一人として数えられています。

クリスタルガラス本来の輝きを
引き出す技巧の数々

ひときわ透明感の高いクリスタルガラスを使用し、江戸切子の中でも特に煌びやかで、また確かな技術と経験値を要する紋様の「菊籠目紋」「菊繋ぎ紋」を重ねて表現する木村氏の技巧。そのグラスは、光を幾重にも屈折させ、驚くほど美しい輝きを放ちます。
「江戸切子を作り出す上での様々な工程を通じ、ミリ単位での調整を繰り返すことは非常に根気がいる作業ですが、ひとつひとつの工程をいかに丁寧に行うかで仕上がりがまるで違ってくる。手を抜くことはできません。」
ひたすらに江戸切子と向き合う日々が、クリスタルガラス本来の輝きを鮮やかに引き出します。

伝統工芸士 木村泰典の逸品を
多数ラインナップ

太武朗工房では、他にも矢来紋、魚子紋、麻の葉文など江戸切子の伝統紋様を高度なカット技術で巧みに再現した伝統工芸士 木村泰典のグラスを多数ラインナップしています。特別なギフトとして、また日々の食卓を煌びやかに彩る逸品で至福のひとときをご堪能下さい。